01 Viejos Cantos Afrocubanos - 古いアフロキューバの唄
2011-01-07


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ルンバは主要都市の風俗に基づく変化に富む表現が、いくつかのダンス様式によって複合的に表現されているものである。ここでは非常に古いコルンビアの曲を取り上げているが、これは常に男性がソロで踊り、一番小さなドラム(キント)のリズムに呼応しながら、アバクアのイレメ(ディアブリート(小さな悪魔)とも言う。)を模したステップや、その他非常にアクロバティックで複雑な動きで踊られる。

16. モユバ 〓 1955年 現地録音
サンテーロにとって、日々自宅の祭壇に祈りをささげることは不可欠なことである。ビリャ・クララのプラセタス・チャプテルでとり行われたチャンゴーの祭礼では、ヨルバ語から派生した言葉が用いられていたと思われる。ここでは祭壇に全ての聖人が祀られ、位の高いサンテーロ達が儀式の辞を述べている。

17. チャンゴーへの祈祷 〓 1955年 現地録音
 これはヨルバ語の祈りの唄で始まり、その後チャンゴーの唄が太鼓やコーラスと共に続く。このビリャ・クララのプラセタス周辺で使われる太鼓は、円柱形で小さく片側のみに皮を張ってある。これはベンベ・ドラムと呼ばれ、ハバナ南部からシエゴ・デ・アヴィァまでのキューバ中央部の一帯で使われている。

18. オドゥドゥアの唄 〓 1964年 スタジオ録音
 オドゥドゥアは男性の神で、キューバでは主要な神として考えられている。サン・マニュエルと同一視されており、また生死を司る神とみなされている。この唄は、ババラオの崇高な儀式や葬式で唄われる。

19. オバタラの唄 〓 1964年 スタジオ録音
 オバタラは世界の創造主であり、そして知性と平和の神と考えられている。カトリックのヌエストラ・セニョーラ・デ・ラス・メルセデスと同一視されている。この唄は、オバタラの逸話についてのものであり、バタドラムとコーラスが入っている。


Antologia de la musica afrocubana.
Liner notes by Maria Teresa Linares. EGREM. col.0011.



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