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小雪が少し舞い散る中、日本橋の高島屋の隣にある美國屋に初めて入ってみた。
うなぎ屋らしく、間口の狭い細長い作りで、各階の席数は少ないものの三階まであるようで、二階席に通されお茶とお絞を店員が持ってきてくれる。寒いのでとりあえずお茶をすすると中々美味しいお茶。無くなりかけると店員が気付いて新しいのをサッと入れてくれる。給仕に慣れたベテラン店員っぽい動きだ。
メニューは、うな重二種類と二段重が一種類の三種類。なので、うな重の大きい方を戴く事にする。
うなぎの大きさは値段相応といった感じ、この時期のうなぎにしては多少脂のノリが少ない感も否めませんが、蒸し普通の焼き多少香ばしめで結構好きな感じの仕上げです。タレは、辛過ぎず甘過ぎずでサッパリした仕上がりになっているので、後味も悪くありません。ご飯も粒立ちよく炊けていていい感じです。
肝吸いは、上品なダシ加減で美味しいのですが、温いのが戴けません。汁物の器が広口の場合に結構多いパターンですが、温い肝吸いほど興醒めさせられるものはありません。折角の新鮮な大振りの肝が勿体無いです。
お新香は、胡瓜、沢庵、大根、茄子の四点盛。薄味でサッパリした食感に漬け上がっています。
サッパリとうなぎを戴きたい時には、いいお店かもしれません。肝吸いさえ熱々で出してくれたらまた行くんだけどな…
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