やきとり宮川(東京 茅場町)
2007-07-26


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昨夜というか正確には一昨夜、事務所の方々+αと茅場町の「やきとり宮川」に行った。

鶏わさ、那須鶏の漬け刺し、自家製鶏しゅうまい、白レバー串焼きなど食べてみたかった物を一通り戴きました。

場所柄なのか小綺麗な店構えのお店で、私がよく行くどうしようもないくらい小汚い感じの焼き鳥屋とは一線を画します。

串物は、全体的に薄焼きが基本のようで、これは、お店の母体が鶏肉の卸をやっている事からだと思います。傷み易い鶏肉の鮮度に関しては、絶対の自信を持たれている事がその焼き方から感じ取れます。しかし焼き加減は、個人の趣向ですので、好みの分かれるところではあります。個人的には、少し焼きが浅く感じました。あとほとんどの串を塩で戴きましたが、正直塩に関しては、まだまだ研究の余地があると感じました。

失礼な話だが、焼き鳥屋なのに何故か一品料理の方が、旨いと感じてしまう。素材は良い筈なので、問題は焼きかな?好みの問題ですが…

あと、串物を扱う店にしては、店舗面積が広過ぎるのかもしれません。焼き場と客の間に距離があるために浅い焼きに加えて移動距離があるので、その間に多少冷めてしまい微妙な焼き加減が充分に堪能できないのかもしれません。やはり焼き鳥は、鮨屋の立ちのようなスタイルが理想的かと思います。

書いていて思い出しましたが、パスタに煩かった故伊丹十三氏は、とにかく厨房に一番近い席に座り、運ばれて来たらすぐさま黙々と食べ始めるというくらいその茹で加減の時間変化に敏感だったという話を聞いたことがあります。本人がインタビューで、「出来上がりを間髪入れずに厨房で食べたい。」と言っていたのが大変印象に残っています。

で、結局のところ私のお気に入りは、鶏わさでした。アツアツのご飯が欲しくなりました。いろいろ言っても普通に美味しく戴けるお店ではあります。ということで、ご馳走様でした。
[たべもの探訪]

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