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ここ数年、炊飯はもっぱら土鍋でおこなってきた。理由は、ご飯が旨く炊けることに他ならない。そんな中、先日帰省中に実家にあった通販のカタログを何の気なしに見ていたら「かまど味圧力沸騰炊飯器」なるものが紹介されていた。この「かまど味」という部分がとても気になりその紹介記事を熟読した。先日名古屋で食した「おくど御飯」以来、「かまど」というキーワードがどうも気になって仕方がない。こういう時は、感性に逆らわないのが良い結果をもたらすことを今までの経験が教えてくれている。はたして電気炊飯でどこまで「かまど味」がシミュレーション出来るものなのか？本体正面の蓋の真下部分に「かまど味」と何の変哲もない普通のフォントで書かれているところもよほどの自信をうかがわせる。早速入手して炊いてみた。使う米は、隣の米屋で精米してもらった米を使用。（隣が米屋で、1kgから精米してくれるので便利この上ない。）ディフォルトの「節電ふつう」モードではなく、より美味しく炊けるという「白米ふつう」モードで炊いてみた。炊き上げまで35分、途中加圧減圧を数回繰り返す設計になっているそうで、「カチッ」とか「プシュー」とか「スポーン」とか普通の炊飯器では聞いた事のないような音がしますが、気にしません。炊き上がり直ぐに御飯をまぜて早速試食。旨い御飯におかずは要りませんので、お気に入りの紀州南��梅と海苔と豆腐の味噌汁のシンプルなメニューで戴きました。

「旨いです。」

正直、電気炊飯でここまで出来るとは思いませんでした。やるな鳥取三洋。
これならタイマーで朝から旨い御飯が戴けます。やっと電気を使った文化的な炊飯生活に戻れそうです。

でも、おこげが命の炊き込みご飯なんかは土鍋かな…