#005 Van Dijk Demerara Rum 1986
2006-02-25


禺画像]

品名:Van Dijk Demerara Rum 1986
原産国:ガイアナ
アルコール度数:40度
容量:700ml
輸入業者:株式会社ジャパンインポートシステム

久々に朝から天気も良く絶好のラム日和です。今日は、Bill Evans with Jeremy Steigの「What’s New」を聴きながらこの名盤に合うラムということで、バンダイク デメララ ラム 1986年をいただく事にします。所謂デメララ系(南米北部に流れるデメララ川付近の蒸留所で蒸留された原酒をベースにしたラム。この辺りは、ラムの名産地です。)の中では、抜きん出た逸品です。アルコール臭を全く感じさせない豊かな香りとサトウキビ本来の自然な甘さを感じさせる深い味わいです。原酒本来の味わいを残す為にあえて低温濾過をかけていませんので、結構澱があり見た目粗野な作りを思わせますが、その味わいは絶品です。デメララ系がお好きな方にお薦めのラムです。アルコールに強い方は、もしかしたらジュースの様に感じるかもしれませんが、一応40度ですのでお気をつけて。

ラムといえば英国やフランスが有名ですが、実はオランダはラムの取扱いにおいて非常に長い経験があり、数多くのラムがいろいろな形で取扱われてきました。オランダの海外貿易は、スペイン・ポルトガルの大航海時代と大英帝国が七つの海を支配した時代との間の1600年代に全盛期を迎えます。英国同様1602年に東インド会社を設立し、植民地経営や三国間貿易で財を成していきました。ラムは重要な取扱商品で、昔からオランダではラム貿易が行われていました。バンダイクをリリースするCarel Ellinckhuysen & Zoonen社は、ラムの専門商社で、設立は1723年。当時から商船隊を組み、ラム貿易を行っていました。同社は、今でも創業者一族が株を所有している独立系商社で、アムステルダムにある事務所には、レンブラントの絵を髣髴とさせる歴代社長の肖像画が飾られ、年代もの調度品があり、さながら博物館のようです。圧巻は、18世紀の古い台帳で、積荷を海賊に略奪された記録があり、彼らの歴史の長さを感じさせてくれます。ラムに関して重要な役割を担ってきたオランダが有名でないのには訳があります。彼らの商品は主に瓶詰されて売られているのではなく、原料として樽やバルクで売買されているのがほとんどだからです。大口顧客には、世界的なタバコメーカーがあります。実はラム酒は、タバコ用のフレーバーとして世界で最も古くから使われており、独特の甘みを与え又煙をまろやかにしてくれます。 タバコのボックスを開けたときに甘いなんとも心地よい香りはラムによるものなのです。

バンダイク デメララ ラム 1986年は、Carel Ellinckhuysen & Zoonen社の膨大な在庫の中から最高のデメラララムを厳選したものです。「バンダイク デメララ 1986年」は、インポーターが過去に取り扱ってきたデメラララムの中でも間違いなく最高峰の一本と紹介しています。オリジナルテイストを尊重し、フィルターは非常に軽めにしかかけてありません。温度変化によって澱や曇りがでることがあるかもしれませんが、うまみ成分は、濾過で除去されることなくしっかり瓶の中に閉じ込められています。

Jeremy Steigの野趣溢れるフルートの音色にピッタリのラムです。お薦めです。
[Ron]

コメント(全0件)
コメントをする


記事を書く
powered by ASAHIネット